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犬のおもちゃの選び方 | 成長・性格・環境別にあったおもちゃの選び方を知ろう!

犬にとっておもちゃは健全な成長やストレスの解消、問題行動の抑制などに欠かせないアイテムです。

ですが愛犬に合ったおもちゃを与えていないと、これらのメリットを最大限に活かすことはできません。

例えば、子犬や老犬、噛む力が弱い犬に硬いおもちゃを与えても、噛めないためすぐに飽きてしまう場合が多いです。

合うおもちゃは成長により変化しますし、性格や活動レベル、環境などに応じても異なってきます。

この記事では、犬の成長に合ったおもちゃと、性格・環境別に適したおもちゃの選び方を詳しく紹介していきますのでぜひご参考ください。

この記事を読めばおもちゃを与えてもあまり興味を示してくれないなんてお悩みも解消されるはずです。

正しいおもちゃの選び方を知り、愛犬に合ったおもちゃを与えて、おもちゃのメリットを最大限に活かしましょう!

犬のおもちゃの選び方

この記事では、子犬に適したおもちゃの選び方と成犬に適したおもちゃの選び方をお伝えします。

成犬は、各犬の性格と環境に適したおもちゃを選ぶために、犬のタイプを下記の4つに分類して、それぞれに合うおもちゃの選び方をお伝えいたします。

  • 活発な犬
  • 噛む力が強い犬
  • 噛む力が弱い犬・おとなしい犬
  • 1人でいる時間やお留守番が多い犬・飽きやすい犬

おもちゃを選ぶさいのポイントや、おすすめのおもちゃ、そして犬がおもちゃに興味を示さない場合の対策もお伝えしますのでぜひご参考ください。

子犬におもちゃはいつからあたえればよいの?

一般的に、子犬におもちゃを与えるのは、乳歯から永久歯への生え変わりが始まる生後12週からでもよいです。

ですが、犬は周りの環境を知るためにいろいろなものを噛む習性があります。

特に好奇心がおう盛な子犬は早くからいろいろなものを噛む傾向にあります。

そのため、犬の性格に応じて、もう少し早くからおもちゃを与えるのもよいでしょう。

ただ必ずやわらかいおもちゃかパピー用のおもちゃを与えるようにしましょう。

生後12週前の子犬の歯は乳歯です。乳歯は鋭いですが強くはありません。

そのため、成犬用のおもちゃを与えると簡単にダメージを受ける可能性があります。

歯の生え変わり時期(生後12週目~24週目)に合ったおもちゃ

生後12週目~24週目は乳歯から永久歯への生え変わりがもっとも見られる時期です。

歯の生え変わり時期は歯肉にかゆみや多少の痛みをともないます。

そのためこの時期の子犬はこの不快感をとるためにいろいろなものを噛みます。

また、子犬は周りの世界を知るために興味のあるものを噛んだり、単に遊びたくて噛んだりもするので、子犬期は噛みグセがひどくなります。

そのため、家具や衣類など、噛まれては困るものを噛まれないように、この時期の子犬には噛んでも良いおもちゃをいつでもすぐに与えられるようにしておく必要があります。

子犬に与えるおもちゃを選ぶさいは下記の事項を参考にして選ぶようにしましょう。

🧸子犬に適したおもちゃ

  1. やわらかいおもちゃ
    • 硬いおもちゃは歯を損傷させる可能性がある
  2. やわらかくてもすぐに破壊しないしっかりしているおもちゃ
    • すぐに破壊されてしまうおもちゃだと誤飲の可能性が高くなる
    • 取れやすい小さなパーツは誤飲の可能性が高くなる
  3. 適切なサイズのおもちゃ
    • 大きすぎるとアゴの筋肉をいためる危険性がある
    • 小さすぎると誤飲の可能性が高くなる

子犬に適したおもちゃ1 | やわらかいおもちゃ

子犬には硬いおもちゃは与えずにやわらかいおもちゃやパピー用のおもちゃを必ず与ようにしましょう。

アメリカでは歯科を専門とする獣医師がいますが、そのほとんどは子犬と老犬に硬いものを噛ませないよう提案しています。

硬いおもちゃかどうかを知る目安は親指で測ることができます。

爪で押したときにへこみをつけられないものは、犬の歯を損傷させるくらい硬いということです。

硬いおもちゃとは、プラスチック製 (ナイロン製) のおもちゃ、骨、鹿の角、ひづめなどです。

これらのおもちゃは歯が欠けたりひび割れたりする原因となる可能性があります。

参考 : Teeth Teething and Chewing in Puppies | VCA Animal Hospital

子犬に適したおもちゃ2 | すぐに破壊しないおもちゃ

子犬にはやわらかいおもちゃを選ぶことが大切ですが、同時にすぐに破壊しないということも大切です。

たとえば、目などが小さなプラスチックなどでついている部分は犬のターゲットになりやすく、簡単に破壊されてしまう可能性が高いです。

そして、破壊された小さなパーツは簡単に誤飲されてしまう危険性があります。

また、生地の縫い目がしっかりしていないおもちゃは、簡単に破壊されてしまい中の綿を誤飲してしまう可能性があります。

そのため、購入するときは取れやすい小さなパーツがないか、縫い目がほつれやすくなっていないかを確認するようにしましょう。

下記のようなおもちゃも子犬のおもちゃにおすすめです。

やわらかいですがすぐには破壊しませんし、たとえ破壊しても中に綿が入っていないので安心です。また、すぐに取れてしまう小さいパーツもついていません。

中には笛が入っているので噛むとピーピーとなり子犬の興味を引き付けます。

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子犬に適したおもちゃ3 | 適切なサイズのおもちゃ

成長過程である子犬のあごや首はまだしっかりと固定していません。

そのためサイズが大きすぎると、無理にくわえようとしてあごの筋肉をいためてしまうこともあります。

また、おもちゃが小さすぎると誤飲する可能性があり危険です。

このような危険を避けるために、犬のサイズに合ったおもちゃを選ぶことが必要です。

子犬期に噛むおもちゃとしておすすめなのはコングのパピー用です。

コングのパピー用は子犬の噛みグセを十分に満足させることができるようにやわらかいゴムで作られていてます。

素材も天然ゴム100%で無毒なので、ワンちゃんがなめても安心です。

簡単に壊れることもありませんし、サイズも子犬の大きさに合わせて選ぶことができるので誤飲の心配を防ぐことができます。

また、コングはボールとしても使用できます。 コングの不規則な形状はバウンドするといろいろな方向に飛んでいくため、ワンちゃんの好奇心を刺激します。

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下記の記事では、コングのメリットや中身に入れるフードのアイデアをお伝えしていますので合わせてご参考ください。

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また下記の商品「ホーリーローラーボール」もおすすめです。

ゴム製でできていてやわらかくて軽いので子犬でもくわえやすいのが良い点です。

また、バウンドするとほどよくはずむので子犬の好奇心を刺激します。

ホーリーローラーボールはボールとしてだけでなく子犬との引っ張りっこにも使用できます。

その他に、中におやつをいれると知育おもちゃにもなります。

音の鳴るおもちゃを中に入れれば音の鳴るおもちゃにもなります。中のおもちゃは簡単には噛むことができないのでおもちゃを長持ちさせることもできます。

耐久性もあり汚れたら簡単に洗えるのも良いですね。

成犬(生後24週目から)に合ったおもちゃ

生後24週を過ぎると永久歯への歯の生え変わりはほぼ完了しています。

そのためこの後はワンちゃんの性格や状況に合ったおもちゃを与えることができるようになってきます。

ワンちゃんのサイズや噛む強さ、活動レベル、環境などに応じて合うおもちゃは異なってきます。

ここでは犬のタイプを下記の4つに分類してそれぞれにあうおもちゃをお伝えします。

😸 犬のタイプ別に合うおもちゃ

  • 活発な犬におすすめのおもちゃ | 一緒に遊べるおもちゃ
  • 噛む力が強い犬におすすめのおもちゃ | 長持ちするが歯を傷つけないおもちゃ
  • 噛む力が弱い犬・おとなしい犬におすすめのおもちゃ | 興味をひきやすいやわらかいおもちゃ
  • 1人でいる時間やお留守番が多い犬・飽きやすい犬におすすめのおもちゃ | 知育おもちゃ

活発な犬におすすめのおもちゃ | 一緒に遊べるおもちゃ

活発な犬にはロープおもちゃのように一緒に引っ張りっこできるものや、ボールおもちゃのように投げて拾ってくるフェッチ遊びができるものがおすすめです。

これらのおもちゃは、飼い主さんと一緒に遊ぶときでも、犬に1人で遊ばせるときでも使用できるのでとても役立ちます。

下記にて、引っ張りっこができるおもちゃとボールおもちゃに関して詳しくお伝えいたします。

活発な犬におすすめのおもちゃ1 | 引っ張りこができるおもちゃ

ロープおもちゃのような引っ張りっこができるおもちゃは、犬と引っ張りこをして遊ぶのにも使用できますし、犬の噛むおもちゃとしても使用できます。

下記の商品「プラー (PULLER)」は、噛むおもちゃ、引っ張りっこするおもちゃ、そして投げてとってこい遊びができるおもちゃとしておすすめのおもちゃです。

毒性のない素材で、耐久性があり、頑丈です。

頑丈ですが素材の性質上噛んでも犬の歯を損傷させる心配もありません。

また、非常に軽く水にも浮くため水遊びのときにも使用できます。

犬が噛むと歯が中まで食い込むため見た目はおとろえますが頑丈さはおとろえず長くあそぶことができるおもちゃです。

プラーは犬の大きさに合わせて下記の5サイズから選ぶことができます。

商品名サイズ (犬の適応サイズ)参考価格 (アマゾン)
プラー MICRO直径 12.5 cm (超小型犬・小型犬)1,628円
プラー MINI直径 18.5 cm (小型犬・中型犬)3,703円
プラー MIDI直径 20 cm (小型犬・中型犬)3,278円
プラー スタンダード直径 27.5 cm (中型犬・大型犬)4,688円
プラー MAXI直径 30 cm (大型犬)4,718円

活発な犬におすすめのおもちゃ2 | ボールおもちゃ

犬は動くボールを見ると獲物を追う狩猟本能が刺激されます。そのためボールを追いかけることが大好きです。

ボールおもちゃは室内でも室外でも犬の活発なエネルギーを消費させるのにとてもよいアイテムです。

家で一緒に遊ぶのにも、外でドッグランなどに行ったときに遊ぶのにも役立ちますし、もちろん噛むおもちゃとしても使用できます。

下記では、そんな大活躍のボールおもちゃを与えるさいのポイントをお伝えします。

🥎ボールおもちゃを選ぶポイント

  • 誤飲の可能性を防ぐために適切なサイズのものを与える
  • テニスボールは歯のエナメル質を研磨する恐れがあるので与えすぎに注意する

適切なサイズのボールを与える | ボールの適切な大きさ

ボールの誤飲の可能性を防ぐためには、犬の大きさに合ったボールを与える必要があります。

口の大きさよりも少し大きいサイズが犬に合ったボールの大きさです。

口よりも少し大きければ、くわえることができても飲み込むことはできないので誤飲の心配を防げます。

犬の大きさに合ったボールの一般的なサイズは下記のようになります。

ボールのサイズ

  • 小型犬: 直径約 45mm
  • 中型犬: 直径約 65mm
  • 大型犬: 直径約 75mm以上

適切なサイズのボールでも、誤飲の可能性がまったくなくなるわけではありません。また、ボールを噛み破壊した破片を誤飲しないように注意する必要もあります。

テニスボールの注意点 |黄色いフェルトは歯を研磨する可能性がある

テニスボールの黄色いあざやかな色は犬の興味をひきやすいため、テニスボールを好きな犬は多いです。

ですが、テニスボールの表面にある細いフェルト毛は歯のエナメル質を研磨して歯を摩耗させます。

そしてそのまま噛み続けると歯が削れていきます。

歯が削れて歯の中にある歯髄がむき出しになると歯の治療や抜歯が必要になります。

そのため、テニスボールを犬のおもちゃとして使用するさいは与え過ぎないように注意する必要があります。

テニスボールが大好きなワンちゃんには犬用おもちゃとして販売されている下記の商品「コング スクイークエアー」をおススメいたします。

この商品は犬が噛んでも大丈夫な素材でできています。

また、幼児向け製品の規格 (欧米幼児玩具安全規格) をクリアしているので安心です。

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噛む力が強い犬におすすめのおもちゃ | 長持ちするが歯を傷つけないおもちゃ

噛む力が強く、やわらかいものだとすぐに破壊してしまう子には、長持ちしながらも歯を傷つけないおもちゃを与えるようにしましょう。

一番のおススメはコングブラックです。

ブラックコングはコングの中で一番硬くできていますが、ゴム製なので安心して与えることができます。

ブラックコングも含めて、おすすめの硬いおもちゃや硬いおもちゃを与えるさいの注意事項などに関しては、下記の記事で詳しくお伝えしておりますのでぜひご参考ください。

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噛む力が弱い犬・おとなしい犬におすすめのおもちゃ | 興味をひきやすいやわらかいおもちゃ

噛む力が弱い犬やおとなしい犬には、ぬいぐるみなどのやわらかいおもちゃが適しています。

また、おやつを隠せる知育おもちゃはおとなしい犬でも興味をひきやすいためおすすめです。

下記の知育おもちゃは、フードを隠せるのはもちろんのこと、音も本当のポテトチップスの袋のようにカサカサと鳴り犬の興味を引きつけます。

また、飼い主さんもポテトチップスとたわむれる愛犬のかわいい姿を見ることができます。

下記のおもちゃ「サーカスボール」も愛犬を引き付ける工夫がいろいろありおすすめです。

噛むと音が鳴るスクイーカーや、触るとカシャカシャ鳴る音が犬の興味を引き付けます。また、中にトリーツを隠すこともできます。

ボールですが布製なので噛む力が弱い子でも安心して与えることができます。

サイズは S / M / L の3種類から選ぶことができます。

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1人でいる時間やお留守番が多い犬・飽きやすい犬におすすめのおもちゃ | 知育おもちゃ

1人でお留守番する時間が多い犬には知育おもちゃを与えてあげましょう。

犬は1人でひまだとストレスがたまりやすくなり、周りのものを噛んだり吠えたりなどの問題行動にもつながる可能性もあります。

知育おもちゃは犬のひまな時間を解消し、1人で長い時間楽しく遊ばせておくことができるので、問題行動を抑制することができます。

また、知育おもちゃは飽きやすい犬にもおすすめです。

知育おもちゃはフードを中に隠すことができるので、飽きやすい犬でも興味をひくことができ、興味を長く持続させることができます。

ただ、飽きやすい犬の場合はいきなり難しい知育おもちゃを与えると、すぐにあきらめてしまう可能性が高いので、最初は簡単なものから与えるようにする必要があります。

下記の記事では知育おもちゃの効果やおススメの知育おもちゃについて詳しくお伝えしていますのでぜひご参考ください。

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おもちゃに興味を示さない場合の対策 | おもちゃの価値を高める

おもちゃにあまり興味を示さない犬の場合は、おもちゃの価値を高めるようにしましょう。

犬は飽きやすいため、おもちゃが常に見える状態にあるとすぐに飽きてしまい興味を示さなくなります。

そのため、使用していないおもちゃは箱の中にしまうなどして犬の目に触れさせないようにします。

また、いつも同じおもちゃを与えることもおもちゃに飽きてしまう原因となります。

そのため、箱の中にはおもちゃを常にいくつか用意しておき、ローテーションして与えるようにします。

そして、おもちゃで遊ばせるときは飽きるまで遊ばせずに、飽きる前に取り上げるようにするとよいです。

おもちゃで遊ぶ時間を1日10分など決めて与えることもよい方法です。

また、一緒に遊んであげることでもおもちゃの価値を高めることができます。

🧸おもちゃの価値を高める方法

  • おもちゃは箱の中などにしまい犬の目に触れさせない
  • おもちゃをローテーションする
  • おもちゃをあげたままにしない
  • おもちゃに飽きる前に取り上げる
  • 1日に遊ぶ時間を決めて与える
  • おもちゃで一緒に遊ぶ

まとめ

今回は犬の性格や成長に合ったおもちゃや選ぶためのポイントについてお伝えいたしました。

おもちゃの可能性を最大限に引き出して、愛犬の楽しい時間を増やすために、ぜひ本記事を参考にして、適切なおもちゃを選んであげてくださいね。


参考 : Puppy Teething Toys: Pick the Best Chew Toys for Puppies | PetMD
参考 : How to Choose Safe Dog Chews | Preventive Vet

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