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子犬の社会化の方法とスケジュールを生後2ヶ月から解説 | 抱っこの散歩はいつから?出かける場所は?

子犬の社会化とは犬が生涯を通し経験することに対して子犬期のうちに少しずつ触れさせていくことです。

子犬の社会化は単に他の犬と合わせればよいというものではありません。

いろいろな景色・音・人・動物に慣らすこと、そしていろんな部位に触られることに慣らすことも犬の社会化において大切なことです。

子犬期に経験したことは良いことも悪いこともその後の犬の行動に影響を与えます。

そのため社会化の期間はたくさんの良い刺激を与えるようにすることが大切です。

この記事を読めば子犬に良い刺激を与える方法や、子犬に負担をかけずに少しずつ社会化をおこなっていく方法がわかりますので、ぜひ参考にしてくだいね。

子犬の社会化とは?

犬は生涯を通していろいろな経験をします。

いろいろな人や犬に会い、いろいろな景色を見たり、音を聞いたり、においをかいだりします。

ですがまだ社会のことを知らない子犬は、まわりにどんなものがあり、これからどのようなことを経験するのかまったくわかりません。

子犬期はあらゆるものを吸収してまわりの環境に順応しやすい時期です。

そんな子犬にいろいろな環境に触れさせることで、まわりあるいろいろなものに慣れさせることができます。

簡単にいうと子犬の社会化とは、子犬期にいろいろなことを経験させることで、社会に対する免疫をつけるようなものです。

適切に社会化をおこなった犬は新しいことに対しても恐怖心を持つことが少ないので攻撃的になることは少ないです。

そして成犬になってからもあらゆることにリラックスして自信をもって対応できる犬になります。

たとえば動物病院の診察でも小さい頃から体のいろいろな部位に触られることに慣れている子は、診察をスムーズにおこなうことができます。

また適切な社会化をおこなった子は環境の変化にも柔軟に対応できます。

そのため旅行でいろんな場所に連れて行っても楽しむことができます。

そして性別にかかわらずいろいろな犬と触れ合えることができます。

社会化をおこなわなかった場合

社会にどのようなことがあるのかわからないまま成長してしまうと、成犬になってから新しく経験することが多くなります。

成犬期は子犬期のように新しいことを吸収して順応できる能力はないため、新しいことに対してどのように対応して良いのかわかりません。

すべてが目新しく変わったものばかりなので、恐怖心をもちやすく、知らない人や違った環境に対して神経質だったり臆病だったりします。

そのため、吠えたり分離不安を示したりなど問題行動を起こすリスクが高まります。

動物病院でも怖がって吠えたり暴れたりする可能性があります。

旅行に連れて行ってもいつもと違う環境だと不安を示し楽しむことができない可能性があります。

そして子犬期に他の犬と触れ合うことがなかった犬は一生他の犬と触れ合うことができなくなる可能性が高くなります。

他の犬との触れ合い方を知らないためどうしてよいかわからずに、犬が近くにくると怖くなって吠えたり噛んだりなどの問題行動をおこします。

そのため、子犬期の社会化は将来の問題行動を防ぐためにも大切なのです。

byakko

タロウもずっと他の犬と触れ合うことなく1人で生きてきた犬でした。そのため他の犬との触れ合い方を知らずに、他の犬が近くにくるとうなって触れ合うことは一度もありませんでした。

社会化では常に良い刺激を与えることが大切

社会化ではいろいろな経験させることが大切ですが、なんでも経験させればよいというわけではありません。

子犬はまわりの環境から影響を受けやすいため、良いことも悪いことも簡単に吸収してしまいます。

そのため悪いことは吸収しないように、社会化では常に良い刺激を与えることが大切です。

たとえば他の犬と遊ばせるときに、フェンスや飼い主さんにジャンプするような犬と一緒に遊ばせると、子犬もその行動を真似してしまう可能性があります。

そのため子犬を他の犬と一緒に遊ばせるときはきちんとしつけのできた犬であることが望ましいです。

また、いきなり大きな刺激を与えてしまうと子犬は怖がっていやがることもあります。

怖がっているのに無理にその刺激を与え続けると、トラウマとなってしまい、生涯にわたりそのことを嫌がるようになってしまう可能性もあります。

社会期は短いからといって、いろんな刺激を無理に与えないようにすることも大切です。

量より質が大切であることを常に念頭におくようにしましょう。

良い刺激を与えるためにフードを活用しよう

新しい刺激を経験させるときはフードを有効活用しましょう。

たいていの犬はフードが大好きです。

新しい環境や刺激に出会ったらフードを与えることで、新しいことにたいして良いイメージを植え付けていくことができます。

たとえば救急車などのサイレン音が近くを通りすぎたら子犬にフードを与えます。

また、大きなトラックが騒音とともに通り過ぎたらフードを与えます。

そうすることでいろんな音や環境への前向きな感情を育てることができます。

そしていつもと違った環境でも対応できる子へ育てていくことができます。

いろんな人からフードを与えてもらおう

子犬期にお年寄りや子ども、男性・女性などいろいろな人に触れることで人間に対する恐怖心がなくなり親しみやすい犬になります。

いろいろな人に会わせるだけでなく、人の手からフードを与えてもらいましょう。

これは人に対する良いイメージを植え付けるのにとてもよいです。

可能であれば抱っこをしてもらい、その人たちの手からフードを子犬に与えてもらうのも人に慣れるためにとても良いです。

子犬の社会化はいつから始めるとよいの?

子犬の社会化は早くから始めれば始めるほど良いです。

そのため、子犬を家族にむかえたら早速社会化を始めましょう。

と、いきなり言っても、ワクチン接種も終わってないし、何をすればよいのかわからないので焦ってしまいますよね。

子犬を家に迎えたらまずすべきことは飼い主さんと子犬のきずなを深めることです。

それにはスキンシップが一番です。

スキンシップをおこないながら子犬のいろいろな部位に触りきずなを深めながら、同時に体を触られることに慣らしていくことができます。

子犬ときずなを深める方法は下記にて説明いたしますのでぜひご参考ください。

子犬の社会化 生後8週目~ | 子犬ときずなを深める

母犬や兄弟犬たちと別れて1人で新しい環境にきた子犬は不安でいっぱいです。

そこで子犬を迎え入れたらまずは最初に飼い主さんとのきずなを深めることが大切です。

何にでも順応しやすい子犬期に身体のいろんな部分に触られることに慣れさせておくことは社会化の大切な一環です。

そうすることで、毎日の歯みがきはもちろんのこと、動物病院での診察やトリミングで身体を触られてもいやがらない子にすることができます。

病院では耳掃除や爪切りなどなど犬がいやがることがいっぱいあります。

そのため子犬期に耳を触ったり爪の部分を触ったりして慣らしておくことが大切です。

ですが、子犬でもいきなり触られるといやがる部位もあるので、次の段落で紹介する「子犬とスキンシップをする方法」を参考にして少しずつ触られることに慣らしていきましょう。

他にも一緒におもちゃで遊んであげるなどしてきずなを深めましょう。

おもちゃで遊びながら子犬が飼い主さんの手を噛む場合もあるので、その時は下記の記事で説明している「子犬に噛む力加減を教える方法」をおこないましょう。

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子犬とスキンシップをする方法

子犬とスキンシップをしながらきずなを深めるために、犬の食事タイムを利用します。

朝・昼・夕のいずれでも構いません。ご飯の一部を飼い主さんの手から直接犬に与えてあげます。

これによりご飯は飼い主さんから与えられるものだということも犬に教えることができます。

🐣子犬とのきずなを深める方法


step
1
手からごはんあげながら子犬をやさしくなでます。

最初は嫌がらない部位をなでることから始めます。


step
2
ごはんを手であげながら少し抵抗を示す場所 (お腹・耳・手足の裏など) を少しずつ触っていきます。

お腹や手足の裏などを触るときは子犬を横にさせると触りやすいです。

ごはんを手であげながら耳をなでる
STOP Puppy Biting With These 7 Rules For Training | McCann Dog Training


step
3
なでている箇所を気にしたら、フードを犬の鼻に示し犬の気をひきます。

なでてる箇所を気にしたら

フードで犬の気をひく
STOP Puppy Biting With These 7 Rules For Training | McCann Dog Training

少し抵抗を示す場所を触られることに抵抗を示さなくなったら、Step4に進みましょう。


step
4
ごはんを手であげながら抵抗を示す場所 (しっぽや口など) を少しずつ触っていきます。

しっぽをなでる
STOP Puppy Biting With These 7 Rules For Training | McCann Dog Training

この工程は生後8週目に全部できなくても大丈夫です。

他のトレーニングをおこないながら、少しずつ子犬のペースに合わせて進めていきましょう。

下記の記事では生後8週目からの子犬のしつけ方法を順番に説明していますので合わせてご参考ください。

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子犬期にスキンシップを多くおこなうことで問題行動が減少する?

これは人間の赤ちゃんに関しての話しですが、最近の研究により親とのスキンシップを多く持った赤ちゃんは、その後の免疫力増加問題行動の減少が報告されています。

スキンシップは「愛情ホルモン」といわれるオキシトシンの分泌をうながすためです。

そして、このオキシトシンの分泌量は最近の研究により1歳半頃までに決まることがわかってきています。

つまり、幼児期に親がたくさん触ってあげた子はオキシトシンの量が多くなります。

愛情ホルモンといわれるオキシトシンが多いと幸福感が高くなり、常に前向きな気持ちを保つことができます。

そのためイヤなことにも前向きに対応できます。

これが犬にそのまま適応される考えかはわかりません。

ですが、犬も人間と触れ合うことでオキシトシンが分泌されることは研究により明らかになっています。

そのため人間の赤ちゃんのように、子犬期にスキンシップを多くおこなうことでオキシトシンの分泌量が増え、その後の問題行動を防ぐことにつながるかもしれません。

だから子犬が家にきたらいっぱいいっぱい触ってあげましょう!

参考:「1歳ごろまではたくさん抱っこを!赤ちゃんにスキンシップが大切な理由」 | たまひよ
参考:産学連携で、人と犬の触れ合いによる効果を研究  人と犬の双方の幸せホルモン増加を実証 | @Press

子犬の社会化 生後9週目~ | 抱っこやカートで外の世界に連れ出そう!

子犬と飼い主さんのきずなを深めたら、次は子犬に外の世界を紹介してあげましょう。

ワクチン接種が終わってないからといって家にずっと閉じ込めてはいけません。

抱っこをしたりカートに乗せたりして外に連れていきましょう。

外のにおい、周りを走る車の音や騒音、他の人や犬に出会うことなどすべてが子犬にとってはよい刺激になります。

子犬に外の世界に触れさせる方法

最初は家の近くの場所を子犬に紹介してあげましょう。

がある場合は庭で一緒に遊んであげましょう

庭で飼い主さんの友達や犬、お子さんやお子さんの友達などと一緒に遊んでもらえるととてもよいです。

あるいは飼い主さんのに友達や犬に来てもらったり、友達の家を訪ねたりするのもよいです。

その他にも公園のベンチに一緒に座って外の世界を紹介してあげましょう。

公園のベンチから周りを見たり音を聞いたり、においをかいだりするだけでも良い刺激になります。

そして他の人や犬が通り過ぎても子犬が吠えなかったらごほうびのフードを与えてあげるのもよいことです。

また、公園や道路に駐車して外の景色を見させてあげるのもよいです。

最初は窓を閉めた状態で見させ、慣れてきたら窓を開けて見せてあげましょう。

その他にも散歩がわりに抱っこやカートに乗せて近所を1周するのもよいです。

そして少しずつ家の近くの違う道などにも連れて行ってあげましょう。

また、公園や近所の道を歩きながら犬の好きな人に出会ったら抱っこをしてもらったり、その人の手からフードを与えてもらったりしましょう。

これは人に慣れるためにとてもよい方法です。

🐤生後9週目から子犬に外の世界を紹介する方法

  • 庭で飼い主さんや子どもと一緒に遊ぶ
  • 庭で飼い主さんの友達や友達の犬と一緒に遊ぶ
  • 家に友達や犬に来てもらう
  • 友達の家を訪ねる
  • 一緒に公園のベンチに座る
  • 公園や道路に駐車して外の景色を見させる
  • 抱っこやカートに乗せて近くを一周する
  • 少しずつ家の近くの違う道に連れて行く
  • 出会った人に抱っこをしてもらう
  • 出会った人の手からフードを与えてもらう

新しいことを体験させるときは20分以内にする

新しいことを経験させるときは20分以内にするようにしましょう。

子犬は20分も新しい刺激に触れると、たいてい疲れて寝てしまいます。

そして2時間後にはまた元気に起きるので、そうしたら再度新しいことを経験させてあげましょう。

参考 : The BIG Mistake People Are Making When Socializing Their Dog | McCann Dog Training

少しずつ刺激を大きくしていこう

子犬に与える刺激は子犬の様子を見ながら少しずつ大きくしていきましょう。

たとえば、最初は静かな場所から慣れさせていき、子犬の様子を見ながら少しずつ人や車通りの激しい場所に連れていくようにします。

このとき、子犬がおびえているようなときはすぐにその場から立ち去りましょう。

そうして次回はもう少し無理のない刺激で慣らしてあげましょう。

たとえば、人や車通りの多い大通りに連れて行き子犬がおびえているようなときは、もう少し静かな通りで慣れさせるようにします。

新しい経験を一度にたくさんさせようとすると子犬は圧倒されてしまいます。

子犬の社会化をするときは少しずつ慣れさせていくようにし、子犬のその時の限界を超えないように注意しましょう。

子犬がおびえているのを察知する方法

子犬の社会化は子犬の様子をよく観察しながらおこなうことが大切です。

子犬がおびえていたり緊張したりしていたら無理はさせないようにしましょう。

ですが、子犬がおびえているのかどうか知るのは難しい場合もあります。

そこでここでは子犬がおびえている場合の代表的なしぐさなどをお伝えいたします。

🙀子犬がおびえているしぐさの例


  • しっぽがたれさがる
  • 耳がペタンと後ろにさがる
  • 目を見開く
  • 飼い主さんに注意を向けない
  • フードを与えても興味を示さない
  • 吠える

犬のボディランゲージを知るために下記のDVDBOOKもおすすめです。

写真で説明しているだけでなく映像でも見れるので、犬のちょっとしたしぐさの変化が分かりやすいです。

一緒に遊ばせる犬選びにも気を配ろう

いろんな犬に会わせてあいさつをさせるのは社会化のために良いことです。

ですが、どんな犬でも良いというわけではありません。

たとえば子犬にドーベルマンのように体格の良い大型犬と一緒に遊ばせようとしても体格が違すぎるため、一押しされただけで子犬がおじけづいてしまう可能性があります。

遊ばせる犬が子犬に対して友好的に接することができるかどうか、という点にも気を配るようにしましょう。

また、子犬と成犬を一緒に遊ばせるときは、きちんとしつけのできた犬を選ぶとよいです。

人にジャンプをしたり吠えたりなど困らせるような行動をする犬と一緒に遊ばせると、子犬もその行動を真似してしまう可能性があります。

子犬を他の犬と遊ばせる場合は遊ばせる犬の性格が子犬に対して友好的であるか、しつけができているかという点に気を配るとよいです。

また、ワクチン接種をしている犬であることも確認するようにしましょう。

水にぬれることに慣らす

子犬のときに水にぬれることに慣らしておくことも、将来シャンプーを嫌がらない子に育てるために必要です。

最初は足湯から始めて、少しずつお腹や背中にもお湯をかけて慣らしていきましょう。

水にぬれるのに慣らす方法

  1. 容器にぬるま湯をはります。
  2. 子犬を入れます。
  3. 足を濡らします。
  4. 少しずつお腹や背中にもお湯をかけて慣らしていきます。

子犬の社会化 生後12週目~ | 行動の範囲を広げよう!

生後12週目になると通常2回目のワクチン接種を終えたころです。

2回目の接種が終わったらもう少し行動の範囲を広げてあげましょう。

移動には車に慣らすためにも車を使用すると良いです。

ですが最初から長い時間乗せると車酔いしてしまう場合もあるので、最初は短い距離にして少しずつ距離をのばしていきましょう。

近くに犬同伴OKのホームセンターがあるようなら連れて行ってあげましょう。

ホームセンターでカートに乗せていろいろなものを見せてあげるのも社会化にとてもよいです。

その他にも近くにあるいつもと少し違った場所に連れて行ってあげましょう。

いろんな景色や音を経験させてあげることはよい社会化になります。

たとえば近くに牧場があるようなら連れていってあげるのもよいです。

牧場にはいろいろな動物がいるのでよい社会化になります。

ですが、まだ最終ワクチンが終わってない時期なので抱っこやカートに乗せて歩くようにしましょう。

その他にも花火などに連れて行き、車の中から音を聞かせるだけでもよいです。

近くで花火大会がない場合は、家の中で録音した花火の音を聞かせるだけでもよいです。

その他にも電車の音やドアベルの音などを聞かせて慣らしておくとよいでしょう。

人や車通りが多い場所に連れて行くときは、子犬がおびえていないか様子を見ながらおこなうようにしましょう。

🚗生後12週目から連れて行く場所の例

  • 犬同伴OKのホームセンター
  • 牧場に連れいく
  • フラワーガーデンに連れて行く
  • 電車が通る場所へ連れて行く
  • 花火に連れて行く
  • お祭りに連れて行く
  • 海に連れていく

他の犬と一緒に遊ぶことも継続しておこなう

いろんな場所に連れていくだけでなく、庭などで他の犬と一緒に遊ぶことも継続しておこないましょう。

近所の公園に連れて行き知らない犬と出会ったら近くであいさつさせてあげるのも、犬に慣れるためによい方法です

社会化の期間はいつまでなの?

犬の社会化は早くおこなうことが大切というのはわかっても、社会化の期間はいつまでなの?という疑問があります。

一般的に犬にとって生後3ヶ月までがもっとも重要な社会期であるといわれています。

そして犬の将来の問題行動を防ぐために大切な社会化の期間は生後5~6ヶ月までといわれていて、その頃までなら犬の脳は柔軟に対応できるといわれています。

ですが、社会化は子犬期を通して成犬になるまでおこなう必要があり、それにより社会化の後退を防ぐことができるともいわれています。

そのため成犬になるまでは社会化を継続しておこなうようにしましょう。

何歳から成犬になるの?

社会化は子犬が成犬になるまでおこなう必要があるということがわかっても、成犬になるのは何歳なのという疑問がわいてきますよね。

犬のサイズ別に成犬になる年齢は下記の通りです。

小型犬:生後10ヶ月~1年

中型犬:生後1年

大型犬:生後1年6ヶ月

ドッグランデビューはいつまで待つべき?

伝染病の感染のリスクだけを考えた場合、ドッグランデビューは最後のワクチン接種 (生後16~18週頃) が終り10日ほどたったら大丈夫です。

ですが、できればデビューは少なくとも生後6ヶ月までは控えたほうがよいです。

なぜなら子犬は良いことも悪いことも他の犬から影響を受けやすいからです。

ドッグランにはいろいろな個性やサイズの犬がいます。

他の犬の悪いクセ、たとえば飼い主さんやフェンスにジャンプをしていたりする犬を見てそれを真似してしまう可能性もあります。

また、相性の合わない犬がいてケンカになってしまった場合、子犬の心に一生のトラウマとして残ってしまう可能性もあります。

社会化の期間は良い刺激だけを与えなければなりません。

そのため、ドッグランデビューをするまでは、散歩などで会った犬と仲良くあいさつできるようになることを目指しましょう。

また、他の犬とトラブルが起きそうな時などでもすぐに飼い主さんのもとに戻ってこれるように、「おいで」のしつけをしておくとよいです。

下記の記事では「おいで」のしつけ方法を説明していますのでぜひご参考ください。

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パピークラスに参加することもおすすめ

子犬の社会化のために、動物病院などで開催しているパピークラスに参加することもおすすめです。

パピークラスは通常生後5ヶ月頃までの子を対象としています。

パピークラスは他の子犬たちとの交流を持てるので子犬の社会化にとてもよいです。

パピークラスを選ぶときは正しい飼い方や接し方、そして基本のしつけを教えてくれるところを選ぶようにしましょう。

まとめ

子犬の社会期は、この時期に経験したこと、そして経験しなかったことがその後の一生に影響を与えるといわるほど大切な期間です。

最初の1年はぜひ子犬に多くの時間をさいてあげてください。

子犬期は多くのことを吸収できる時期なので、この時期に社会化やしつけを終わらせましょう。

下記の記事では生後8週目からの子犬のしつけスケジュールとしつけ方法をご紹介していますのでぜひご参考ください。

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