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犬にトイレのコマンドを教える方法 | メリットは?簡単に教えるポイントも解説

トイレのコマンドを教えることは難しいように思うかもしれません。

ですがトイレのコマンドを教えることは、「座れ」や「伏せ」などのコマンドを教えるのとそんなに変わりません。

むしろ「座れ」や「伏せ」を教えるより簡単かもしれません。

「座れ」や「伏せ」を教えるときは「座れ」や「伏せ」の動作も教える必要があります。

ですが、排泄は犬がすでに定期的におこなっていることにコマンドをひもづけていけばよいだけです。

他のコマンドを教えたときのように、必要なのは飼い主さんのほめる言葉とたくさんのごほうび (おやつ) 、そして忍耐です。

この記事では犬にトイレのコマンドを簡単に、そして効率的に教える方法をお伝えいたしますので、ぜひ参考にしてトイレのコマンドを覚えさせてあげてくださいね。

犬にトイレのコマンドを教えるメリット

犬にトイレのコマンドを教えることはさまざまなメリットがあります。

メリット1 | 一緒に旅行するときに役立つ

犬と一緒に旅行をするときに心配になるのがトイレです。

たとえば車で移動中に飼い主さんがトイレに寄ったついでに犬をトイレに連れていっても、犬がすぐにトイレをしてくれるとは限りません。

その場合は再度別の場所で車を停める必要があり、旅行プランのスケジュールがズレてしまうこともあるかもしれません。

また、ホテルなどの室内に入る前にトイレを済ませておかないと少し心配になります。

ワンちゃんも知らない場所だと、どこで排泄をしていいのかわかりません。

そんな場合にトイレのコマンドを教えておけば、ワンちゃんに「ここでトイレをしていいんだよ」、と教えることができるのでワンちゃんも飼い主さんもストレスを減らすことができます。

メリット2 | 猛暑日の散歩に役立つ

最近は猛暑の日が多くなってきています。

でもワンちゃんはたとえ炎天下でも散歩が大好きなので、飼い主さんが帰ろうとしない限り散歩を続けてしまう傾向があります。

炎天下のときに散歩を続けてしまうと脱水症状をおこす危険があります。

そのためできるだけ早く散歩を終わらせる必要があります。

そのようなときにトイレのコマンドを教えておくと、すぐにトイレをさせることができるのでとても役立ちます。

メリット3 | トイレトレーニングに役立つ

トイレのコマンドを教えることはトイレトレーニングをするときに役立ちます。

トイレトイレトレーニングをするときによくある失敗談として、トイレエリアにワンちゃんを連れて行ったけれど、トイレをしてくれないので部屋に戻したら排泄してしまったということがあります。

そんなときでもトイレのコマンドを教えれば、トイレエリアに連れて行ってすぐにワンちゃんに排泄をしてもらうことができるのでとても便利です。

メリット4 | 老犬になり散歩に行けなくなったときに役立つ

トイレのコマンドを教えておくと、ワンちゃんが老犬になったときにも役立ちます。

外でしか排泄をしない犬が老犬になりあまり散歩ができなくなったときでも、家の中でトイレをすぐにさせることができます。

その他にも病気になったときや手術をしたときなど、安静にする必要があるときにも役立ちます。

メリット5 | 検尿検査のときに役立つ

動物病院で尿検査が必要となったときでもすぐに尿を採取できます。

新鮮な尿をすぐに提出することでより正確な検査結果が期待できます。

トイレのコマンドを決めよう

トイレのコマンドは飼い主さんが使いやすもので大丈夫です。

大切なことは一度決めたコマンドは変えないようにすることです。

トイレのコマンドは下記のようなものがあります。

  • 「シーシー」
  • 「ワンツー」

英語では下記のようなものがあります。

  • Go potty ( ゴー ポティ )
  • Go pee-pee ( ゴーピーピー )
  • Do your business

トイレのコマンドを教えるときのポイント

トイレのコマンドを教える前に、コマンドを教えるためのポイントを知っておきましょう。

ポイント1 | 静かな環境でトレーニングをする

コマンドを教えるときは静かな環境でおこなうようにしましょう。

犬は周りの音や景色に影響を受けやすいため、最初は静かな環境で教えることでコマンドに集中しやすくなります。

室内でトイレトレーニングができている子は室内でおこなうとよいです。

外でしか排泄しない子の場合はできるだけ静かな環境を選ぶようにしましょう。

ポイント2 | しっかりと排泄をしているときにおこなう

室内でおこなうにしても外でおこなうにしてもトイレのコマンドを教えるときは、犬がしっかりと排泄をしているときにおこなうことが大切です。

男の子はマーキングで排泄しますが、そのようなときにトイレのコマンドを教えることはできません。

ポイント3 | 朝一番のトイレ時におこなう

トイレのコマンドを教えるのに一番よいタイミングは朝一番で排泄をするときです。

朝一番のトイレではしっかりと排泄をします。

また、朝一番であれば飼い主さんも犬が排泄をすぐするとわかっているので、犬の排泄のタイミングを待つことなく教えることができます。

朝だけでなく他の排泄時にもコマンドを教える場合は、犬がトイレをする前の動作を知っておくと便利です。

下記の記事「犬のトレーニング」の第5段落「トイレタイムの目星をつけよう」では、年齢別にどれくらいトイレを我慢できるのか、そしてトイレをする前にはどのような動作をするのかを説明していますので合わせてご参考ください。

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ポイント4 | トレーニングは常に楽しいと思わせるようにする

トイレのコマンドを教えるときはおやつをあげるなどして、コマンドでトイレをしたら楽しいことがあると思わせることが大切です。

ですが、外でトイレのコマンドを教えるときは注意が必要です。

なぜなら犬にとって外の匂いをかぐことや散歩は、ごほうびのおやつよりも楽しいものです。

そのためトイレのあとにごほうびを与えたとしても、すぐに室内に戻してしまうと、外の匂いをかぐ楽しみや散歩の楽しみを奪ってしまうことになります。

寒い冬や雨模様の日は散歩も大変なので、犬がトイレをしたらすぐに家に戻ろうと思ってしまいます。

ですが、トイレをしたあとにすぐに室内に戻してしまうと、犬はコマンドでトイレをしても楽しくないと思ってしまいます。

そうすると犬はコマンドを聞いてもトイレをすることを避けるようになる可能性があります。

そのため排泄をしたらすぐに室内に入れるのは避け、少しの間外で遊ばせてあげるようにしましょう。

猛暑日などですぐに室内に入れる必要があるときは、室内に入れたらワンちゃんと遊んであげたり、知育おもちゃを与えるなどして楽しい時間を与えてあげるようにしましょう。

下記の記事ではおすすめの知育おもちゃをご紹介していますので合わせてご参考ください。

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ポイント5 | おしっことうんちは違うコマンドを使用する

おしっこだけではなくうんちのコマンドを教える場合は、それぞれ違うコマンドを使用するようにしましょう。

犬は一つの事柄から別の事柄を関連づけてつなげていく能力はあまりないといわれています。

人間はおしっことうんちは排泄として同じ概念を持っています。

しかし犬にはそのような概念はなく、おしっことうんちはまったく違うものとして認識しているといわれています。

そのため、おしっことうんちのコマンドを同じにしてしまうと犬は混乱してしまう可能性があります。

両方教えるときは違うコマンドを使用するようにしましょう。

犬にトイレのコマンドを教える方法

トイレのコマンドを教えるメリットやポイントを理解したら、早速コマンドを教えていきましょう。

step
1
ごほうびのおやつをすぐ手に持てる位置に用意します。

室内の場合はトイレの近くにごほうびのおやつを袋などに入れて用意しておきましょう。

散歩のときはポケットやウエストポーチなど、すぐに取り出せる場所に入れておきます。

step
2
犬が排泄を始めたら排泄をほとんどし終えるまで待ちます。

途中でごほうびを与えたりコマンドを言ったりすると途中で排泄をやめてしまうことがあります。

そのため排泄をほとんどし終えるまで待つようにします。

step
3
排泄を終えたらすぐにごほうびを与えコマンドを言います。


step
4
Step 1 ~ 3を繰り返しおこないます。

できれば毎朝、朝一番の排泄時におこなうようにしましょう。

コマンドの意味を理解してきたら Step 5 に進みましょう。

step
5
トイレの動作を見せたらコマンドを言います。そしてトイレを終えたらごほうびを与えます。

たとえば排泄のため足をあげたり座ったりしたらコマンドを言うようにします。

そして排泄を終えたら、「シーシーよくできました」、などほめながらごほうびを与えます。

コマンドの意味を理解したら Step 6 に進みましょう。

step
6
いろいろな場所でコマンドを使用しよう。

トイレのコマンドを理解したら、次はいろいろな場所でコマンドを使用することも大切です。

最初は馴染みのある場所から始めて、次は近所の行ったことのない歩道や公園などでおこなうようにします。

この工程をおこなわないと、知らない場所でトイレをコマンドですることは犬にとって難しい可能性があります。

外でトイレのコマンドを教えるときはごほうびがすぐに取り出せるように、下記のようなウエストポーチにごほうびを入れて持ち歩くと便利です。

コマンドを理解したあとは頑張ってくれるワンちゃんに感謝しよう

トイレのコマンドを確実に理解したら、犬はコマンドを聞くと常にトイレをするようになります。

たとえその時トイレをしたくなくても足をあげたり座ったりして、少しの量でも排泄しようと頑張ってくれます。

このようなときは特にほめたりおやつをあげるようにしてくださいね。

まとめ

トイレのコマンドを教えることはいろいろなメリットがあります。

急いでいるときは飼い主の時間をセーブすることができますし、酷暑のときなどあまり散歩ができないときも役立ちます。

コマンドを教えるときは大変でもあとで必ず役立つので、ぜひ粘り強く続けてくださいね。


参考: How to Teach Your Dog to Go Potty on Cue | American Kennel Club
参考: Teaching Your Dog to Poop and Pee on Command | K9 of Mine
参考: How to Train a Dog to Go Potty on Command | Pet Helpful

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